便秘症に効果的なマッサージ・ツボ
便秘症に効果的なマッサージ
腸もみマッサージは、直接腸を刺激することによって、腸全体の蠕動運動を促進させます。
腸全体を刺激することにより、お腹の深部にあるリンパ管も同時にほぐし、新陳代謝を高めて、より体の老廃物を排出させる手助けとなるのです。
マッサージを続けることによって、体がポカポカし、代謝が上がっている感覚が次第に分かるようになります。
腸もみには色々な方法がありますが、いつでも簡単にでき、便秘解消だけでなく、ダイエットやむくみ解消にも効果的ですので、是非毎日の生活に取り入れてください。
お風呂上りのリラックスした時間に行うのが一番効果的です。
ただし、食後30分以内、飲酒時、生理中、妊娠中などはしないよう、気をつけてください。
〔腸全体〕3分程度行う方法
1. 仰向けに膝を立てて寝る
2. 両手を使ってお腹全体を波打たせるように上下に動かす。少し強めに行う。
〔小腸〕5分程度行う方法
1. 仰向けに寝る
2. おへそを中心に直径3㎝ほどの円を時計回りに描くように揉み押していく。
3. 痛みや張りを感じた箇所は重点的にもむようにする
〔大腸〕30~40回程度行う方法
1. 寝そべった状態で膝を曲げ、左足に右足をかけ、足を組む。
2. 右側を下にして横に寝る
3. 左脇腹の一帯を左手でゆっくりもみほぐす。
肋骨の下から腰の付け根辺りまでまんべんなく行います。
便秘症に効果的なツボ
手軽にできる便秘解消のツボをご紹介しますので、是非ツボの場所を覚えてください。
ツボ押しの際のポイントは、1カ所につき1分半~2分程を目安に、息を吐きながらイタ気持ち良い位の強さで押し、吸う時には力を抜くこと。
妊娠中やツボ周辺に怪我がある場合、食後30分以内、飲酒時、発熱時、手術後などは行わないでください。
身体のツボ
【天枢(てんす)】
おへその両わき外側へ、指幅3本ずれたところです。
このツボを上下にさするように、お腹が温かくなる感じがするマッサージを続けることで、大腸の失調を回復させます。
手のツボ
【第2二間(だいにじかん)】
人差し指の付け根、中指側のわきにあるツボです。
刺激を加えると消化器官系の働きが高まり、腸を元気に戻すことで排便に繋がるので、毎朝食時の後、ここをよく揉むようにします。
【合谷(ごうこく)】
親指と人差し指の付け根の骨が交わるところの内側です。
トイレなどに座って、このツボを反対側の手の親指と人差し指ではさんで揉みます。
大腸の働きを調整し、排便を通して体の解毒作用を活発にしてくれるツボです。
足のツボ
【足三里(あしさんり)】
ひざから指幅4本下がったところで、すねの外側にあるふくらみ(頸骨)のへりです。
胃腸を整え、心身への栄養補給を促します。
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