腸は第二の脳?!
腸は第二の脳とも呼ばれていることをご存知でしょうか。
脳は、身体中の各器官の働きをコントロールしています。
そんな脳の指令を受ける一方で、独自の判断でも動いている身体器官の一つが腸なのです。
腸の構成
小腸と大腸をあわせた腸には、脳と同じく神経系、内分泌が存在します。
脳の神経細胞の数が100億個あるのに対して腸は1億個と、他の神経細胞を持つ臓器と比べても、腸は脳に次いで神経細胞の数が多いのです。
腸の神経細胞
腸の神経細胞は、独立したネットワークで他の消化器官と繋がっており、食道や胃などの消化器官をはじめ腸自身の働きも腸にある神経細胞がコントロールしています。
また腸の神経細胞は脳とも連携しているため、腸の方から脳へと指令を出すこともあります。
腸の状態が悪いと、この脳への信号が出にくくなるので、結果として腸の蠕動運動や直腸反射が鈍くなります。
腸のコントロールを不能にして、便意が起きにくくなるのです。
うんちが出るとおなかの中がすっきりした感覚を覚え、気持ちまで明るくなります。
これも腸に第二の脳が存在するからこそなんですね。