便秘解消に即効のあるツボってどんなのがあるの?よく効くツボをご紹介
とってもつらい便秘…。下半身太りや肌荒れの原因にもなりますし、お出かけ中やデート中に突然襲ってくる腹痛への恐怖は嫌なものです。便利特有の、お腹の張りや違和感があると、テンションも下がってしまいますよね。
だからといって、お薬に頼るのは抵抗があるという方も多いかと思います。ましてや妊娠中は、そう簡単にお薬は使うこともできません。
そんなときにおすすめなのが、便秘に効果的な”ツボ”です。中には即効性のあるツボもあるので、覚えておいて損はありませんよ。
今回は、便秘に効果的なツボをご紹介します。
1.便秘解消に効果的な手のツボ
手のツボは、どこでも簡単に押せるので職場や外出先でも使える便秘なツボです。
個人差はありますが、すぐに効果が出る場合もありますので、是非、覚えておきましょう。
・合谷
手の甲の、人差し指と親指の付け根に合谷(ごうこく)というツボがあります。合谷は骨と骨の間なので、比較的見つけやすいツボです。このツボは、便秘だけでなく目の疲れや肩こりなどにも効果があるので、別名”万能のツボ”ともよばれています。
合谷を押すときは、反対側の手の親指でゆっくりと押すようにしましょう。いつでも簡単に押せる場所なので、是非試してみてください。
・間史
手首の内側にあるツボが間史です。間史は手首から指5、6本分下に位置しています。
強めに押すと、じんわりと鈍い痛みがありますが、少し痛いくらいに押すとよいツボです。この、間史はかなり即効性があるツボだと言われています。ということは、つまりまさに今!「御手洗いに入って、頑張っている」という時に、押すと効果的です。
2.便秘解消に効果的な足のツボ
足にも便秘に効果的なツボがあります。特に足の裏にツボが多いので、お部屋でのリラックスタイムなどに試してみてください。
・反射区
足の裏、ちょうど土踏まずのエリアが便秘のツボです。このあたりには、消化器官のツボが集まっています。ピンポイントで指圧するというイメージより、土踏まずのあたりを全体的に押すようなイメージで刺激してみてください。
反射区を便秘の時に押すと、ツンと刺すような痛みがあります。少し我慢して、揉みほぐすようなイメージで指圧してみてください。
・三陰交
三陰交は、足首の内側にあるツボです。くるぶしから指3から4本分上にあります。冷えが原因のトラブルに効果的なツボで、便秘だけでなく、冷え性や浮腫にも効果があります。
このツボは、便秘の時に指で押すとかなり痛みがあります。ゆっくりと息を吐きながらじんわりと押して、息を吸いながらゆっくり離すという押し方を繰り返してみてください。
・足三里
足三里は、ひざから指4本分下のやや外側にあります。くぼみがあるので、見つけやすいツボですよ。
足三里は、お腹の冷えに効果があるツボで、便秘や肩こりなど冷えが原因の症状に効果があります。
親指でグイグイと押すよりも、複数の指でマッサージするように押してください。
3.便秘解消に効果的な頭のツボ
便秘のツボは、頭にもあります。頭のツボは自分では押しにくい位置にあるものもあります。無理に押すと肌を傷つけたり肩こりの原因になることもあります。無理はせずに、マッサージ師さんにお願いしたり家族にお願いして押してもらったりしてください。
・百会
百会は、頭のてっぺんにあるツボです。触ると少しへこみがあったり柔らかかったりするので、見つけやすいツボです。
万能のツボとも呼ばれる百会は、自律神経を整え消化器官を活発にしてくれます。真っ直ぐ下に向かって押すようなイメージで、刺激してください。
・風地
風地は、うなじの下、髪の毛の生え際のあたりにあります。首の後ろ側にくぼみがあるかと思います。そこが風地です。
このツボは、血行促進や代謝アップの効果があります。血行が良くなることで、消化器官が活発になりその結果便秘にも効果があるというわけです。
首の後ろ側にあるので、自分では押しにくいので誰かにお願いして、親指で押してもらうとよいかもしれません。指圧の時に、親指の爪で傷つけないように注意してくださいね。
4.便秘解消に効果的なお腹のツボ
便秘のツボはお腹にもあります。少し分かり難いツボもありますが、なれると直ぐに見つけられるようになります。
・大巨(だいしん)
大巨は、おへその斜め下にあるツボです。まずおへそから横に指3本分、そこから更に指3本分下の位置にあります。
お腹の張りに効果的で、慢性的な便秘の方にオススメのツボです。少し見つけにくいのですが、押すというよりほぐすようなイメージで左右両方ともマッサージしてください。
・天枢
天枢は、おへそから指3本分横側になるツボです。内蔵の働きが活発になるツボなので、消化器官も活発になり便秘に効果があります。
左右両方にあるので、刺激するときも左右両方のツボを同時に押してください。
5.ツボを押すときの注意点やポイント
・基本は「押し」「揉み」「たたき」
ツボというと、グイグイと押すイメージを持ってしまいますが、指や手で揉んだりトントンとたたいたりする方法もあります。
力に任せてグイグイ押したり叩いたりすると、内出血や炎症の原因にもなります。優しく少し痛いくらいの強さで刺激しましょう。
・リラックスしましょう
ツボを押すときには、まずはリラックスしましょう。早く効果が欲しいからといって、力任せに押してもいいことはありません。
まずはリラックスして呼吸を整えてください。それから、息を吐きながらツボを押して、息を吸いながら離す…これが基本です。
・ツボが見つからないときは
ツボの場所を説明するときに「○○から指○本分下のあたり」というような表現をします。ですが、これはあくまでも目安…ツボは人によって微妙に位置が違っています。
どこがツボなのか分かり難いときは、へこみがある場所や、押すと痛い場所がツボだと考えてください。
・ゆっくりがポイント
ツボを押すときは力任せに押さずに、ゆっくりと力を入れてゆっくりと離すという動作を繰り返すようにしましょう。
プロの世界でも、ボタンを押すようにさっと離すよりも、ゆっくり押してゆっくり離す方がより効果が得られるといいます。ツボのプロもさっと離さずにゆっくりと力を抜くように、刺激するといいます。
自分で刺激するときは特に、たくさん押すと効果がありそうに思えたり強く押したくなったりしがち…です。ツボへの刺激は、ゆっくりを意識するようにしましょう。
・妊娠中は注意!
ツボ押しは経過が良好であれば、お薬が使えない妊婦さんでも試すことができます。
ですが、ツボ押しの効果は人それぞれです。効果があまり感じられないこともありますし、効果が出過ぎることもあります。
やりすぎると子宮に悪影響が出ることもありますので、妊娠中は自分でツボ押しをするのは避けるようにしましょう。
ツボ押しには「あん摩マッサージ指圧師」という資格があります。妊娠中は心も身体もとってもデリケート…失敗して何かあってからでは遅いのです。妊娠中のツボ押しは自己流に走らず、資格を持ったプロにお願いするようにしましょう。
6.まとめ
お薬に頼らずに便秘を解消できる”ツボ”、自分で押すこともできますし、資格を持ったプロにお願いする事もできます。
便秘は放っておくと、下半身太りや肌荒れ、吹き出物、などの原因もなります。また、排便時のいきみが原因で、痔や高血圧になることもある怖い症状です。お通じをスムーズにすることは、美容や健康の大切な要素です。誰でもなる可能性がある便秘…。便秘のツボをいくつか覚えておくと便利ですよ。