便秘と風邪
風邪をひいている時、トイレのタイミングが変わってしまったということはないでしょうか。
便が出にくいと思ったことはありませんか。
実はこれには自律神経が深く関わっています。
風邪が治るとともに元に戻ることがほとんど
ウイルスや細菌に感染してしまった場合、身体はそれと戦うことを最優先にします。
交感神経を優位にし、発熱させたり発汗させたり、激しい運動をしているのと同じような状態にすることで、それに対応しようとするのです。
腸が活発に動くのはこれの逆の状態、つまり副交感神経が優位である時です。
そのため、風邪を引いている時にはどうしても便秘になりがち。
普段は毎日快便であっても、風邪によってその調子が狂ってしまうことはあるのです。
ですが、だからといって深く気にする必要はありません。
こういった便秘は、風邪が治るとともに元に戻ることがほとんどです。
ただし、高熱が続き、便が出ない状態が長引くことで、うわ言を言い始めたりと危険な状態に陥ってしまった場合などは、例外的に便を出してあげた方がよい場合もあります。
そんな時は浣腸をおすすめします。
浣腸による排便で高熱が下がることもよくあります。