ぎっくり腰は原因不明?漢方でアプローチ
繰り返すギックリ腰。
再発防止はもちろん、なった時のための対処も知りたいですよね。
・ぎっくり腰の原因は筋肉の緊張など
・冷えからくるぎっくり腰に良い市販薬
・ぎっくり腰は温める?
・再発防止!冷えを改善する市販薬
ぎっくり腰の原因は筋肉の緊張など
ギックリ腰とは、急に腰に激しい痛みが走り、動けなくなる状態のことです。
急になって「ギャー!」となった人もいるのでは無いでしょうか?
原因は、筋肉が緊張し、腰椎や仙骨の関節がずれたり、軟骨に必要以上に力がかかり怪我したようになったり、神経が圧迫されたりすることだったりします。
また、腰を支える筋肉やすじ(腱、靱帯)などの柔らかい組織(軟部組織)の損傷などが多いです。
ではどんな時に筋肉が緊張したり、関節がズレたりするのか?
意外なのは「冷え」です。
寒さや冷え、過労やストレスなどで体がガチガチになって柔軟さを失っている時です。
冷えて筋肉がギュっと固くなるのはイメージできると思います。
冷えると血流も悪くなりますよね。
冷えも冬に冷えるのはイメージしやすいですが、夏は冷房などで実は冷えているという方は多いです。特にオフィスで働くデスクワークの方ですね。
汗をかいて出社して、エアコンで冷やされて長時間というパターンで、筋肉が固くなっている可能性もあります。
冷えからくるぎっくり腰に良い市販薬
ギックリ腰に効く漢方は、症状や体質によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。
■独活寄生丸(どっかつきせいがん)
高齢者や関節痛、神経痛などに使われることがあります。
主成分として独活(トクワク)という植物の根や、寄生虫(ヒカリソウ科の寄生植物)が使用されています。
唐独活(トウドクカツ)・桑寄生(ソウキセイ)を中心とした組み合わせで、袪風湿、強筋骨の効果がああります。
袪風とは風邪(ふうじゃ)を分散させる作用のことで、経絡とか関節にある風邪(ふうじゃ)を分散させます。
湿とは余分な体にある水というイメージです。
余分な水を排出させ、骨や筋肉を強くしてくれる効果があるという事になります。
独活には血行促進や抗炎症作用があるとされ、寄生虫は痛みやこりを和らげる効果が期待されています。
体を温める効果もあるので、冷えると痛みが増したり、具合が悪くなるようなタイプの方に合っています。
高齢になるとどんどん腎虚になるのですが、腎虚になると老化現象が出てきて、筋骨が弱くなります。
それを補う処方も入っています。
■当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
すっごく長い覚えにくい処方ですね。
この漢方は特に寒冷な気候や冷えによる腰痛や筋肉のこりに対して使用されることが多いです。
当帰は血を養い、血行を改善するのに役立ちます。
当帰は、女性特有のトラブルによく登場する生薬です。
桂皮はシナモン、体を温めて寒さによる症状を緩和します。
そこに細辛が加わり、協力して温めて経絡を通します。
元々血虚(けっきょ)という症状がある方が、冷えてしまい血流が悪くなり陽気が手先足に行かなくなったためのトラブルに良く使用されます。
しもやけの薬とか言われたりします。
またアトピーで冬に耳の端が切れて血が出る人も、当帰四逆加呉茱萸生姜湯は良く効きます。
麻黄や地黄が入ってないので、体力がない方や胃腸が弱いタイプでも幅広く使用できます。
■ロイルック錠(ロイルック)
カタカナですが、漢方薬です。
ナイシトールみたいなイメージですね。
こちらは血虚(けっきょ)という血の栄養や量が不足しているだけじゃなく、浮腫みなど水毒的な症状もある方に良いです。
ソウジュツやブクリョウに利水作用があるからです。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は余分な水を排出する力はあまりありません。
余分な水があると血行を邪魔します。
リウマチの効能効果が取れている珍しい市販薬です。
ちなみにリウマチは湿気と冷えが良くないとされています。
痛みを和らげるように働く生薬も入っています。
肌や髪が乾燥するのは「血虚(けっきょ)」の症状の一つです。
■オキソピタンDXゴールド
こちらは漢方ではありません。
無臭ニンニクにコンドロイチン硫酸や塩酸グルコサミン、そしてビタミン各種(B1、B2、B6、B12、E)配合のカプセルのお薬です。
ニンニク抽出エキスには、筋肉のコリをとり、筋肉の疲労を取り血行を良くする作用があるとされています。
また、筋肉に栄養を与えるビタミンB1の吸収も高めます。
コンドロイチンは軟骨を補うので、膝軟骨などそちらが心配の方にもアプローチ!
ビタミンB12は末梢神経を修復、ビタミンEは毛細血管を拡張子、血行改善します。
他に漢方を何種類か服用している人は、甘草の量など気になるので、漢方以外の物を選ぶと安心です。
上記は代表的でサツマ薬局に在庫があり、評判の良い商品をリストアップしました。
他にもあります。
ギックリ腰に使う、その他の漢方
有名なのは芍薬甘草湯
他には、
治打撲一方、疎経活血湯、越婢加朮湯、桂枝加朮附湯、大防風湯、薏苡仁湯、当帰芍薬散、八味地黄丸などが使われます。
ぎっくり腰は温める?
炎症が出て熱を持っている状態でしたら、温めるのは避けたほうが良さそうです。
しかし、お風呂に入ると痛みが楽になるなど、温めて軽減する場合は温めましょう。
だいたい2~3日後には温めた方が良い状態になります。
東洋医学では気血が通らなければすなわち痛む、気血が通れば、すなわち痛まないという「不通即痛、通即不通」の考えがあります。
冷えて、経絡の流れが悪くなっている、気血が通ってない状態になると痛みが出てくるという事になります。
ストレスにも良い温灸器!経絡を通しましょう。
▼こちらの温灸器、当店で体験できます。
<おすすめのツボ>
- 委中(いちゅう):ひざ裏の横じわの中央にあるツボです。急な腰痛で動けなくなった時におすすめのツボ。
- 腰陽関(ようようかん):第四・五腰椎棘突起間の窪みにあるツボ。下肢の冷えに。
- 腎兪(じんゆ):へその高さで、腰に手を置いて、親指が届いたところ。
これらのツボは、自分で温灸をすることもできます。
付属のベルトを使えば一人でも背中部分に当てる事ができます。
誰かいたら、うつ伏せになって温灸を置いてもらったら良いですね。
ピンポイントにあてなくても大丈夫です!
高熱や出血などの症状がある場合は、温灸を避けてください。
再発防止!冷えを改善する市販薬
そもそも冷えが強い人は体を温めるものを服用しておくと次の年から楽ですよ。
冷えのタイプは色々。
血が不足していて冷えやすいし熱くなりやすいタイプ。
そして元々、体力がなくて冷えやすいタイプ。
血が不足しているタイプは補血が良いですね。
これは体質によって様々あります。
ご自身の体質を見極めるのは大変なので、そこはお気軽にご相談ください。
万人受けして、しかも温まるのに美味しいという市販薬があります。
それは
\若甦温/
根本的に改善するには、しっかり服用を継続するのをおすすめします。
しかし、美味しいと書いてあっても味覚は千差万別。
こちらの若甦温は1包から購入する事ができるので、味にこだわる方も安心です。
溶かすタイプの珍しいお薬です。
コップ半量(約100mL)のお湯又は水に溶かして服用してください。※おすすめはお湯割りです。
あとは
・湯船に浸かる生活習慣
・甘いものを控える
・ストレッチなどして日頃から筋肉をほぐしておく
も合わせてするとより良いです。
■繰り返すギックリ腰の相談はサツマ薬局にて販売中
もう、ギックリ腰をしたくない!漢方で改善だ!と思われたらご相談ください。
神戸の湊川神社や裁判所の近くにある宇治川商店街の中にサツマ薬局はあります。
⇒場所の詳細はこちら
サツマ薬局の最寄り駅は
・阪神 西元町
・阪急 花隈駅
・JR 神戸
・地下鉄 大倉山駅
定休日 :日・祝・お盆休み、正月休み
営業時間:9:30~18:30
駐車場は近くのコインパーキングをご利用ください。