更年期障害 男性の場合は・・・
50歳 男性
やる気が出ず、不眠・不安にさいなまれるし、イライラや倦怠感も今までとは違う。
性機能も低下していると感じるし、ほてりもある。
これってもしかして「鬱病!?」
ちょーっと待って、それはもしかしたら「男性更年期障害(LOH)」かも。
神戸 漢方のサツマ薬局 相談員のOです。
・漢方の考え方
・薬局で買えるLOH対策オススメの商品
更年期障害って女性だけって思っていませんか?
ちょっと前から言われるようになりましたが、男性でも苦しい状況になる方はいます。
はらたいらさんがTVでご自身の状況を言っていたインタビューもありました。
女性と同じく性ホルモンの分泌量が減り、集中力が減ったり、意欲が持てなくなったり、不眠、不安やイライラ、倦怠感が出てきたり身体が火照ったりの症状が出ます。
何かショックな出来事がそこに重なった時は
「鬱病かも」
と思うのは、割とあることですが、心療内科を受診してもさっぱり良くならないとなります。
男性は性ホルモンが女性のより緩やかなため、大きく体調を崩す方は少ないかもしれません。
閉経がある訳でもないので、実際はわかりにくいです。
なので、なんだか不調で気力もないな・・・とホルモンの減少を疑わず悶々と過ごしている人はけっこういるかもしれません。
また女性のようにある程度の年齢多いのではなく、50代から70代ぐらいで感じる方など様々です。
●病院での治療ってどんなことをするのかな?
病院では、ホルモンの数値を測定して、状態によってはテストステロンを補充します。
これは女性の場合でも同じです。
注射で補充するのですが、前立腺肥大など前立腺に問題がある方や他の病気などがある場合はこの治療を受けられない場合があります。
※経口薬や皮膚から吸収するタイプもあります。
他には
【漢方薬】【抗不安薬・抗うつ薬】【ED治療薬】
などが処方される場合があります。
あとは生活習慣の改善を指摘されることも。
【運動】
運動や筋トレをすることはテストステロンの産生を促します。
また身体を動かすことに集中できるので、メンタル面でも良いです。
そして、肉体的に疲れて眠りが深くなる可能性も高いです。
運動週間がない人は、まずはスクワットや腕立てからはじめてみても良いかもしれません。
道具いらずでできることからするのがオススメです。
【食事】
ホルモンの原料って何か知っていますか?
コレステロールです。
健康診断でコレステロールは低ければ低いほど良いと思われている人もいると思いますが、良質のコレステロールは性ホルモンにとってはとても大事。
不飽和脂肪酸など身体に良いコレステロールを意識すると良いです。
またテストステロンの産生には良質なアミノ酸が必要。
バランスの良い食生活が大事です。
ファーストフードや居酒屋での食事が多い方は、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
あと、糖質も控えめにするのがオススメです。
【睡眠】
睡眠不足になるとテストステロンが低下しやすい状況になります。
自律神経を整える目的でも、朝日を浴び体内時計を整え、良質の睡眠が取れるように環境を整えるのは大事です。
●漢方では男性更年期障害はどう捉える?
漢方の考え方「五行説」でみると「腎虚(じんきょ)」と捉えます。
腎臓ではなく「腎(じん)」とみます。
「腎(じん)」は人の成長・発育・生殖、ならびに水液や骨をつかさどる臓腑です。
ある程度の年齢になると、年齢が上がるに従って、この「腎(じん)」は衰えていきます。
男性は8の倍数で年齢とともに変化してゆくと考えられています。
男性は48歳で性機能の減退(ED)、56歳で老化が本格化していくと考えます。
ただし、これはあくまで普通だったら・・・ということ。
ここにすごくストレスがかかるとか、恐怖を味わうとかあると腎虚は前倒しになることがあります。
仕事がとても忙しい現代人は、腎を消耗している人が増えていると感じます。
白髪、耳が遠い、抜け毛、夜間尿、白内障などは腎虚だと早く出ます。
⇒腎虚について詳しいブログはこちら
●病院での治療のメリット・デメリット
病院治療での最大のメリットは
「保険適用」
でしょう。
他には「ホルモン数値の測定ができる」「テストステロンを直接補充できる」点です。
EDの症状が出ている方でしたら、ED治療薬が処方してもらえます。
デメリットは、
・前立腺のトラブルがあるとテストステロンを補充できない。
・敷居が高い
・そこまでではないから行きにくい
などだと思われます。
●漢方薬局での治療のメリット・デメリット
では漢方薬局ではどうでしょう?
メリットは
・敷居が低く、入りやすい
・前立腺のトラブルがあってもサプリで対応
・話をじっくり聞いてくれる
・中医学的な視点で選んでくれる
商品を買ってしまうか否かの選択も話を聞いてからできるので、ラクな気持ちで相談できます。
デメリットですが、これは一番に「保険がきかず、実費になる」ことだと思います。
あとは「ホルモン数値の測定ができない」点です。
とにもかくにもどんな商品があるか知りたいですよね。
簡単に紹介していきます。
●テストステロンが入っている医薬品(第一類医薬品)
店頭でリピート率の高い男性ホルモン剤が入っている商品をご紹介します。
◎金蛇精 (きんじゃせい)
金蛇精(糖衣錠)は、男性の更年期に不足してくる男性ホルモン(メチルテストステロン)、
体力を補強するための動物性・植物性生薬(ハンピ末、カシュウ末、インヨウカク末など)、
ビタミン類(チアミン硝化物(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、
アスコルビン酸(ビタミンC))を配合した男子強壮保健薬。
<効果効能>
男子更年期障害及びその随伴症状:精力減退、視力減退、記憶力減退、全身倦怠、頭重、五十肩
男子更年期以降に於ける男性ホルモン分泌不足による諸症:性欲欠乏、性感減退、勃起力減退、陰萎、遺精
動物性の生薬は体感が早いというのが特徴です。
それプラス、不足しがちなビタミンB1やB2、ビタミンCも入っていて、男性ホルモンが不足した体に色々な面からサポートするような構成となっています。
視力や記憶力の低下で自信がなくなっている人。
もしかしたら、それは男性ホルモンの影響かもしれません。
そういった方にとっては金蛇精は、自信を取り戻せるお薬になるかもしれませんよ。
※第一類医薬品のため、店頭で1個のみご購入できます。(まとめ買いはできません)
※前立腺のトラブルがある方はお飲みいただけません。
◎オットピン(第一類医薬品)
こちらは塗りタイプの男性ホルモン剤です。
色々な病院のお薬を飲まれている方などに人気の商品です。
絶倫動物オットセイの皮下脂肪から抽出したオットセイ油を添加物として配合し、男性ホルモンの配合量は他社類似品の2倍量。
マッサージするように塗り込んでください。
毎日欠かさず塗ることがポイントです。
<効果効能>
更年期以降における精力減退、勃起力不全、早漏、陰萎、遺精、精液漏、男女恥部無毛症、
更年期障害(頭痛、倦怠、記憶力減退)
男子一般老衰現象
※第一類医薬品のため、店頭で1個のみご購入できます。(まとめ買いはできません)
※前立腺のトラブルがある方はお飲みいただけません。
※価格は2021年6月現在です。
他には、「男性ホルモン軟膏剤トノス」もおいています。
これも同じように内太ももなどに塗るタイプの男性ホルモン剤になります。
これとオットピンとの違いは、局所麻ひ剤が入っている点で、早漏に効果があります。
男性ホルモン剤を取り入れる事で、朝の目覚めがよくなったり、ヤル気が出たり
●補腎ができるサプリメントでゆるやかに対応
男性ホルモン剤は前立腺のトラブルがあるから、男性ホルモン剤はちょっと・・・というタイプの方。
今、ちょっと疲れていてメンタル的にあるだけだから、男性ホルモン剤を入れるほどではという人もいますよね。
そういった方には症状によって漢方を選ぶことができます。
店頭でご相談いただくことをオススメ。
⇒相談の流れはこんな感じ
できれば、事前にご予約いただくと嬉しいです。
場合によってはカウンセラーが不在だったり、他のお客さまの相談中だったりすることがあり、長くお待たせすることになる場合もあります。
また「男性カウンセラー希望!」などある場合は、ご予約の際に言ってください。
ご希望のカウンセラーになるように段取りしたいと思いってます。
相談するほどではないけれど、何か飲みたい!っていうタイプの方にはこちらがオススメ。
◎安寿薩摩丸EX (栄養補助食品)
これは漢方の考え方で作られたサプリメントになります。
前立腺の問題があっても飲みやすい処方です。
腎虚の状態の方に、腎を補う生薬を飲んでいただくことで、腎虚改善を目指します。
マカも追加で入っています。
男女関係なくお飲みいただけますよ。
通販でもご購入いただけます。
この薩摩丸は下記の生薬から構成されています。
鹿の角、亀腹甲、オタネニンジン、クコの実、トウネズミモチの実、ロンガン果肉、ナルコユリ、ホンオニク肉質茎、スギナ、田七人参、カボチャ種子、マカ。
亀腹甲はクサガメの腹甲です。
オタネニンジンは朝鮮人参ですね。
昔から有名です。
⇒安寿薩摩丸について詳しくはこちら
補腎(ほじん)の漢方になるので、男性更年期とは関係なく飲む方が多いですね。
喜びの声としては
・夜にオシッコに行くことがなくなった。
・腰のだるさが全然違う!らく!
・疲れがとれた!
・眠りが深くなりました。
などが多いです。
⇒安寿薩摩丸を飲んだレビューはこちら
お喜びの声は、「腎」が弱ったら起こる症状に対して、「腎」を補ったために改善されたという結果です。
「腎」が弱ると、高齢の方がなんとなく病院にかかっても病名もつかず、改善されない症状が多いです。
そんな微妙な症状に「補腎」のものは評判が良いですよ。
更年期障害を根性で乗り越えようと思わなくて大丈夫です。
記憶力の低下ややる気減退など、仕事にも関わってくる症状もあります。
そして、当然早めに対応すると軽くすみます。
ご主人の様子がどうもおかしいな・・・なんて妻の方が気がつくこともあると思います。
そんな場合にも、心療内科の前にお気軽に薬局に相談してみてください。
男性の更年期障害で悩まれている人は多く、アナタだけではありませんよ。
ズルズル引き伸ばしてしんどい思いをされるより、軽めのうちにパパっと相談して行動を起こす事が良いです。
軽く相談だったら、LINEで相談もアリです。
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