コーラックがやばい!?その理由
便秘の人が一度は手にした事あるのではないでしょうか?
ピンクの小粒コーラック。
めっちゃ良く効いて便利ですが、ヤバい使い方もあります。
・コーラックを飲む人は2種類?
・コーラックの成分「ビサコジル」
・ビサコジルの長期使用のリスク
・楽をしてると後々、大変なことになります
コーラックを飲む人は2種類?
コーラックを服用される人、必要としている人は2パターンあります。
まずは便秘で困っている人。
これは正常な飲み方ですね。
これ以外にもう1つパターンがあります。
それは「ダイエット目的」です。
インターネットですぐ痩せる方法の一つとして便秘薬が効果的という情報があるようです。
腸が食べた物の栄養吸収を行う前に排便することで運動や食事制限を行わず、下剤を服用するだけで痩せられる。
便が出た分、体重の減少が見られる。
腸内の水分を取り込んで便を柔らかくし、排便を促進する作用があり体重が減少する。
情報の正確さには疑問がありますが、とにかく簡単で安い!という事で若い世代で飛びつく人が。。。
これは明らかに危険!
一時的に体重を減らすことができるかもしれませんが、健康には悪影響を与える可能性が大!
減ったのは脂肪ではなく、便と水分だけです。
肌や髪がカッサカサになったりします。
下痢で出勤ができなくなることもあります。
体重は減るかもしれませんが、それは潤いと便の分だけ。
見た目の変化は出ません。
<低カリウム血症のリスクも>
健康の維持に必要なミネラルである「カリウム」が過剰に排泄されてしまい、低カリウム血症になる可能性もあります。
疲労感や倦怠感、身体に力が入らない、腸閉塞や不整脈など、命にも関わりかねない状況になることも。
慢性的な下痢で体力もなくなり、免疫力も落ちてきます。
栄養不足となり、肌が荒れてきたり、髪の毛のツヤがなくなってきます。
美しさを差し出して痩せるのはいかがでしょう?
超刺激成分で無いからと酸化マグネシウムの下剤を漫然と服用するのは、上記の理由からオススメしません。
コーラックのメイン成分はビサコジル
コーラックのしっかり出すシリーズのメインの成分は「ビサコジル」です。
よくある下剤成分で、本当に便秘がツライ時には助かります。
しかし、ビサコジルは不適切な使い方をすると危険であるということです。
腹部のけいれん、脱水、さらには腎臓の損傷を引き起こす可能性があります。
危険性があるのは、高齢者、妊娠中の女性、腎臓や肝臓に問題のある人などです。
腹部のけいれんはよくある副作用で、ひどい場合は腸が裂けることもあります。
ビサコジルは、排便の回数を増やすことで、脱水や電解質のアンバランスを引き起こすことがあります。
これは下痢を引き起こし、しばしば吐き気を引き起こします。
場合によっては、腎臓の障害を引き起こす可能性さえあります。
ビサコジルの長期使用のリスク
ビサコジルの長期使用は、腸内細菌のバランスを崩し、消化器系の問題や免疫力の低下につながる可能性があります。
腸内細菌のバランスが崩れると、またお通じの状態がおかしくなります。
また、長期の下痢によって体に必要な栄養素や水分が失われるため、慢性的な脱水症状や栄養失調を引き起こす可能性があります。
ビサコジルに依存している患者さんは、下剤への依存を深め、便秘を悪化させ、腸を傷つけてしまう可能性があります。
また、長期間使っていると、神経叢への働きかけが弱くなるり、薬を使っても腸が動きにくくなります。
腸管の運動が弱くなり、腸がダル~んとたるんで伸びたようになります。
長期連用でメラノーシスといって大腸の粘膜が黒く変色することも。
メラノーシスは腸の粘膜が壊死したものが、マクロファージという免疫を担当する細胞に取り込まれた結果生じます。
※マクロファージ自体は良い仕事をしているのです。
これは刺激性下剤を長期間、大量に服用した場合になります。
時々服用ではなりません。
一時的に刺激性下剤しメラノーシスになった場合、刺激性下剤を中断すればは改善します。
しかし、長期的に沢山の刺激性下剤を服用していると治らないとされています。
脱水症状、電解質の不均衡、慢性下痢、腎臓障害、腸のメラノーシス、その他の長期的な影響の可能性があるため、長期連用は危険な選択肢となります。
腹痛や吐き気、下痢が続くなど、いつもと違う症状が現れたらすぐに相談してください。
楽をしていると後々、大変なことになります
たまにストレスなどで便秘になっている、旅行先で食べ慣れない物を食べて便秘になっている。
そんな「たままた」便秘になっている人にとってコーラックはとても大助かりのお薬です。
しかし、
・毎日のように服用している。
・ダイエット目的で服用している
そんな方は根本に目を向けないと後々大変なことになります。
コーラックでは腸内環境は整いません。
毎日のように強制的に刺激されることで、腸も刺激慣れしてしまいちょっとやそっとの刺激では働かなくなります。・
するとどうなるでしょう?
どんどん刺激を与えていくしかなくなり、ドンドン錠数が増えていきます。
言うなれば、宿題をしない子供に「宿題をしなさい!」と怒鳴っても宿題をしないので、叩いて宿題をさせようとしている。
そんなイメージです。
叩いて宿題をしますか?
しませんよね。
ストレスを緩和し、血行を良くし、カサを増す食物繊維をとり、腸内の菌を増やして、その菌の餌を送り込む事が大事になります。
腸内環境は実はメンタルとの関連もとても深いのです。
腸と脳は悪い関係に依存しやすいのです。
緊張状態が続くと下痢したり、便秘したりする方いますよね。
これはメンタルが腸に影響を与えています。
実はこれの逆もあると言われています。
腸内環境が悪いために不安感などが増したり、眠れなくなったりする。
腸脳相関という言葉があるぐらいです。
また、腸内環境と痩せやすさも関連があるのです。
「痩せ菌」って耳にした事があるのではないでしょうか?
ビフィズス菌は水溶性食物繊維を発酵分解するときに、短鎖脂肪酸という物質をつくり出します。
この短鎖脂肪酸が脂肪の吸収を抑え、体内の脂肪の燃焼を促進させると言われています。
いわゆる痩せ菌を増やす事で太りにくい体質に持っていくと、ダイエットが楽になるのですが、コーラックで体重を減らす事をしていると腸内環境は劣悪になり、ヤセ菌が住みにくい状態になります。
すると太りやすくなります。
結局、コーラックでダイエットは潤いと便が出ているだけなので、本当には痩せていません。
体重が減っているだけですが、限界も早いうえ、太りやすくなります。
根本的な解決法をすることが、便秘体質からの脱却。
ダイエットの成功に結びつきます。
急がば回れ!なのです。
■慢性的な便秘、漢方薬局に相談してみては?
生活習慣や食事、不足している栄養などをお聞きしながら、便秘改善のサポート。
それがじっくりできるのは、漢方薬局。
サツマ薬局では多くの方が便秘体質の改善に取り組んでいます。
↓まずは食事からという方はコチラのブログが参考になりますよ。
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