糖尿病の治療と漢方の考え方
糖尿病とは、膵臓から分泌される“インスリン”というホルモンが充分に働かず、血液中に食事からとったブドウ糖が増えてしまう病気のことで、死亡率の高い四大疾病の一つ。血糖の高い状態を放置すると血管が傷つき、将来的に失明、腎不全、末梢神経障害などのより重い病気に繋がります。
中医学では糖尿病のことを“消渇(しょうかつ)”と呼びます。
消渇とは、体の消耗が激しく、口渇(喉の渇き)が強いという症状の特徴を意味しており、糖尿病がある程度進行すると、疲労倦怠感が強くなり、喉が渇いて水をたくさん飲むようになり、尿の量が増え、食欲が異常に増すようになります。
消渇状態の持続により、腎が不足するため熱を持つようになり、足腰のだるさ、痛み、しびれが生じます。
血糖コントロールの悪い状態が長期間続きますと、いろいろな合併症が現れますが、とくに腎臓の障害は糖尿病性腎症とよばれます。
糖尿病の患者さんの約3分の1が発症するといわれており、腎不全の進行も非常に早く、病気が進行して残腎機能(残された腎臓の機能)が5~10%程度になると人工透析が必要になります。
糖尿病の原因と治療
① 1型糖尿病
膵臓のβ細胞が障害されることにより、インスリンがほとんど出なくなるため、高血糖が続きます。1型糖尿病は若年層に多く発症し、注射によってインスリンを補う必要があります。
② 2型糖尿病
インスリンの分泌量が少ないか(インスリン依存型)、十分な量があっても効きが悪くなっており(インスリン非依存型)、血糖が高い状態が続きます。インスリン非依存型糖尿病となる原因としては、糖質や動物性脂肪のとりすぎといった食習慣、肥満、加齢、運動不足、ストレスなどが挙げられ、食事療法や運動療法が行われます。改善しない場合は、ビグアナイド薬、チアゾリンジン薬、DPP-4阻害薬、スルホニル尿素薬、速効型インスリン分泌促進薬、αグルコシダーゼ阻害薬、SGLT2阻害薬などの内服薬やインスリンの注射薬が用いられます。
病院での治療がしっくり来ない時は
血糖降下作用のある天然生薬「エゾノレンリソウ」を含む、糖尿病の市販薬もあります。
効果効能として糖尿病が記載されている珍しい市販薬です。
※糖尿病に効く薬が薬局にある
ホノミ漢方から販売されている「シノミッテル」という商品です。
ホノミ漢方は漢方医学と西洋医学の良いところを取り入れ、現在人の体質に合わせた処方を考え開発されているので安心して服用することができます。
糖尿病は、慢性的・体質的な疾患で、生活や食事との関連も非常に大きいため、生活リズムをととのえ、食事や運動なども見直していきましょう。
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150カプセル(ビン入り) 6,292円
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1回5カプセルを1日3回、食後にコップ半分以上のぬるま湯で服用します。