不妊治療の保険適用の予想
先日、子宝カウンセラーの会の勉強会に参加してきました。
私、なんと全国で2番めに多く参加しているらしいのです(笑
そこでドクターの方より、今ホットな話題の「保険診療適用」について先生のお考えを聞くことができました。
このブログで言いたいことはこちら↓
・今、治療スルべき?
・保険適用になり、今後考えられるデメリット
皆さんが、大まかに把握しているのは下記の事ではないでしょうか?
・年齢制限がある(43歳未満)
・所得制限が撤廃される
・回数制限は通算ではなく1子ごと
・助成金額が1回30万円に引き上げ
国をあげて、考え出してくれたのは喜ばしい事ですが、喜んでばかりではいられません。
それでも、所得制限が無くなったのは嬉しいですよね。
年齢制限については、あった方が良いような、差別につながるような・・・、そんな微妙な感じが私はしました。
リスクが高まることや、辞め時などの事を考えると、ひとつの区切りはあった方が良いかもしれないと思ったりもします。
当然、45歳でも46歳でも出産されている人はいますが、みんながみんなではないです。
実際、接客していると「いつでも産める」と思って、なかなか行動に移せないってパターンの人もいました。
何が正解かはわかりませんが、44歳の人も悲観的には受け取ってもらいたくないなと感じました。
人によっては、44歳は国から見放された、もう埋めないと断定されたと感じる方もおられるかもしれませんが、出産している方は当然おられます。
●保険適用にならない治療もある
全てが保険適用になるか?と言われると、そうでもないと予想されています。
「え~~!!」って事思いますが、歯医者でも自由診療の部分があるので、同じような事なのでしょうね。
ここ数年、グッと話題になってきた「ERA検査」や「EMMA」「ALICE」や男性の場合でしたら「IMGI」などは保険適用外になりそうな気配。
SEET法なども、割とよくされていますが、適用外になりそうな施術だそうです。
他にも着床不全のアスピリンや子宮内スクラッチなども。
新しい技術が今度出てきても、しばらくは保険適用外になる可能性はあります。
他にもちょこちょこあります。
※まだ決定事項ではありません。
スタンダードな人工授精や体外受精、顕微授精は保険適用の方向にいっています。
●保険適用になるまで待つ方がお得?今治療スルべき?
まずはアラフォー世代の方に私が思うのは、
「保険適用になるとかならないより、早めに治療した方が良い」
と思っています。
迷いますが、41歳とか42歳だと、スルーしている数ヶ月が勿体ないです。
体外にするかどうかは状況次第でしょうが、検査だけでも行き始めておくのが良いです。
保険適用のために、採卵等を先延ばしにするのもオススメしません。
体調が良い時にするのが一番です。
当然、出費を抑えたいという思いがありますが、成功する事が一番大事だと思うのです。
特にAMH等に問題がなくて、若い方でしたら、保険適用まで自然妊娠でいくのも1つかと思います。
そして、年齢が上がるほど、治療する時間はかかりがち(全員ではない)です。
自分一人では冷静に判断できそうにない場合は、お気軽に店頭に相談しにきてください。
●保険適用になるデメリット
すぐにはデメリットは出てこないと思われます。
ただし、数年後はわかりません。
理由は、保険適用になって一部の診療報酬が、すごく下がるからです。
診療報酬が下がると、私達側は「やったー!」ですが、クリニック側は経営が苦しくなってきます。
収入(診療報酬)が減るからです。
儲からない、日曜が休みにならない科は、なり手がどんどん減っていくというのは、私達は「産科」や「小児科」でみてきていますよね。
もしかしたら、それが不妊治療でも起こるかもしれません。
すでに優秀なドクターは他の科に回り始めているとかいないとか・・・。
これは、診療報酬の改定とかあれば解決しそうな問題ですが、腕の良いドクターが去ってしまってからでは技術を上げていくのは厳しくなりそうです。
また、タイムラプス等の新しい機械を導入した部分も保険適用外となります。
良い機械が治療を助ける部分もあります。
そうなると収入が減ったクリニックは、良い治療ではなく標準的な治療を数多くこなす事が生き残るために必要になってくるかもしれません。
必ずしもそうなるとは限りませんが、良いクリニックが潰れて、保険適用でお金が取れるからと他の診療科が体外受精をする事によって、無駄に周期(時間や治療)がかかってくるかもしれない点が、私達にとってデメリットになります。
そして、自分はどうするのか?の決断が大事です。
妊活の相談したい方、漢方やサプリで授かり体質になりたい方はご相談ください。
0120-159-900(日・祝定休日)
知らなかったための後悔はしたくないですよね。
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