妊娠中でも飲める風邪薬は?葛根湯の正しい飲み方は?
葛根湯についての記事を見つけました。
風邪のひき始めに葛根湯って有名なようで、意外と知らない人がいたり、ひき始めっていつやねん!と聞かれたりします。
悪寒がある時、肩のこわばりがある時に飲むと良いのが葛根湯です。
うなじのところから背中にかけてこわばって「肩凝っている?」と感じる症状で、汗をかいてない時に服用するのがポイント。
すごーーーーく単純に言うと、温めて治すというイメージです。
普通に肩こりに飲まれる人もおられます。 私も飲みます。
よく効きますが、長くは効かない気がします。
風邪からきている肩こりの場合は、そのまま治ってます。
風邪は症状の変化が早くて、すぐに症状が変わるので葛根湯は家に常備しているのが良いと思います。
もし、妊娠中にこのような症状が出て、どうしても葛根湯を飲みたい時は、単発で服用することをおすすめします。
それでも、あまりオススメはしにくいので、妊娠中だと下記の「香蘇散」をオススメします。
妊娠中でも飲めるとされているのが、さきほど書いた「香蘇散」。
当店では「香寿」という商品名で販売しています。
2歳から服用できますよ。
気鬱気味(ため息多い、不安がある、イライラする、胸や喉がつかえる、お腹がはるなど)の方は、風邪でなくても服用すると気持ちや体が楽になるので良いですよ。
基本、胃腸が弱いタイプの風邪に合う漢方。
お腹がはったり、腹痛、悪心、嘔吐がするタイプの風邪の初期にオススメなので、葛根湯とは同じ初期に飲むものでもだいぶタイプが違います。
風邪でなくても気鬱症状で悩まされている方は服用する場合もあります。
ちなみに香蘇散の処方ですが、
・香附子(こうぶし)
・蘇葉(そよう)
・陳皮(ちんぴ)
・甘草(かんぞう)
・生姜(しょうきょう)
この中に「蘇葉」がありますが、この「蘇葉」には
「大小腸を利し、魚蟹の毒を解す」
作用があるとされているので、香蘇散は魚介類を食べて起こった蕁麻疹に用いても効奏するとされています。
風邪薬ちゃうんかい!?と思われるかもしれませんが、漢方は病名ではなく体質に対してアプローチするので、こういった事がちょこちょこあります。
また、しょっちゅう喉が腫れる人、喉が痛くなる人には
「金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)」
我が家の常備薬です。
どんな状態の時に飲むかというと
・喉が腫れていたい(扁桃腺炎のような)
・喉が痛くて乾く
と効果的です。
けっこう人気があって、これしか駄目って方もいます。
私も喉からくる風邪はこれ!
店頭では総合感冒薬を希望される人もいますが、喉の痛みがある方にはこれを一番推します。
粒タイプなので、割と飲みやすいとは思います。
もう、葛根湯も飲んだし、悪寒もなく暑いんだけど、お腹の具合がおかしい。
そんな風邪の時には、一押しはコレ!
「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」
けっこうシャープに効きます。
毎年、風邪をこじらせて長引かせているような方がいます。
スッキリ治らず、グズグズしている風邪って嫌ですよね。
これは風邪が中(お腹の方)にきている方にオススメの漢方です。
発熱していたり、肩のこわばりがあったりして吐き気や食欲不振がある状態。
他では胆嚢炎や膵臓炎などでのみぞおち付近が緊張して痛みが出ている時などにも使ったりする事はありますよ。
風邪やインフルエンザが流行っております。
インフルエンザに麻黄湯が効くと一時期話題になりましたね。
インフルエンザかもしれないって時にはなかなか良いと思います。
麻黄湯はとにかく悪寒がしている(かなり激しい)時に使ったりします。
使うポイントは「汗をかいてない」ことになります。
汗をかきだしたら、もうそれは麻黄湯の状態ではないので注意。
なので、インフルエンザの時に使われるのです。
他にも鼻アレルギーで後鼻漏(鼻水が後ろへ流れる感じ)にも使ったりします。
鼻詰まりなどにも使いますが、長期ではあまりオススメしません。
葛根湯でも麻黄湯でも「麻黄」という生薬が含まれています。
これは少し興奮する作用があるので、オリンピックなどを目指すアスリートの人はドーピング検査で引っかかるのでお気をつけください。
何かと疲れが出やすい年末年始です。
早めの対処と、ゆっくり休むのがポイントですよ。
※麻黄湯や金羚感冒錠は妊娠中にはオススメしません。
神戸市 西元町駅・花隈駅より徒歩2~5分
umieより徒歩10分
定休日:日・祝・盆・正月
総本店0120-159-900
サツマ薬局 総本店では温灸体験ができます。