真面目のワナ
妊活でも妊活以外でもカウンセリングをしていて、お客様の思考のクセに気がつく事があります。
真面目な方によくあるのがこのパターン
苦労に苦労を重ねないと想いは叶わない。
我慢に我慢を重ねないと願い(治癒)は叶わない。
う~ん、本当にそうなのかな??
・・・と最近よく考えるのです。
ちょうど先日もカウンセリングで
「私は苦労して、我慢して我慢してそれだけを一生懸命やってきたのに完治していない」
との訴え。
確かに完治はしてないんですが、実はこの方の最終目標は完治ではないのです。
んなアホな!?って思われるかもしれませんが、よくお話を聞くと違うのです。
この方は今の病気が邪魔をして普通の生活が送れていない。
本当は普通の生活をしたいという事なのです(たぶん)。
「完治しなくても(その方が思っている)普通の生活が送れるのと、普通の生活は後回しに完治を最大の目標としていくのとどちらがいいですか?」
と聞くと
「完治しなくても普通の生活が送ればいいです」
なので、本当の目標は「普通の生活を送ること」で、完治(治癒)はそのための手段(?)という事なのです。
ですが、病気で苦しい思い、ツライ思いを繰り返しているうちに
「完治」
が最大の目標となり、できてない部分をついつい探して自分を見張ってしまうのです。
真面目な性分がそうさせるのかもしれません。
真面目に生活養生に取り組んで、それでも症状が出たら
「何か私のいけない事があったのでは」
と自分の責めてしまうから。
私は野球が好きなので野球に例えますが、イチロー選手ってレジェンド。
彼が子供の頃に毎日バッティングセンターに通っていたのは有名な話。
でも、イチロー選手は
「毎日、毎日、苦労に苦労を重ねてバッティングセンターに通うといい事がある」
と思って歯を食いしばって通っていたのではないと思うのです(あくまで想像)
「試合に勝ちたいな」
「活躍したいな」
「バッティング気持ちいいな」
「この感触たまんね~」
って思っていたかどうかは定かではないですが、夢中になれたから通えたんだと思います。
「苦労」や「我慢」を重ねる事で願いが叶う訳でじゃない。
目標に向かってコツコツやっているのが、他人から見たら「苦労」や「我慢」に見える可能性もあります。
でも、「苦労」「我慢」のポイントが貯める事が目標となっては意味がない。
わかりにくいですが、本当の目標やなりたい事を覚えておかないといけないなって事です。
そんな話をお客様としてたら、その方が
「もう、私は昭和の体育会系のように『我慢や!我慢!』って根性論でやってましたわ~(笑)」
何かふっと気づかれたようです。
こんな事、一人で悶々と考えていたら気付きませんよね~。
カウンセリングって自分の思考のクセに気がつけます。
漢方を飲むことも治療には大切ですが、自分が思考のループに入って抜け出せない時、カウセリングは非常に意味があると感じます。
本当にしたい事、楽しい事、憧れのこと、治療のために忘れる必要はないですよ~~~。
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