【養子縁組】未完全な親が選ばれる!?
だいぶ前にですが、不妊と体外受精のカウンセリングの事について講座を受けてきました。
そこで今は(妊娠の)教育に力を入れていっているという話がありました。
思春期や青年期、成人期前期に必要な教育など段階に分けてるそうです。
卵子の老化以降だと思うんですが、「そんなの知らなかった」という人が多く教育が必要だと思われたのではないでしょうか。
高齢出産などについても学ぶ機会を設けているそうです。
そして、そこに親になることの教育も行っているそうです。
突然ですが、養子縁組って知っていますか?
養子縁組には普通養子縁組と特別養子縁組とあります。
普通養子縁組はたぶん一般の方が思ってらっしゃる感じだと思います。
よくドラマとかで戸籍を調べたら自分の欄が「養女」となってて、「!!」となってドラマが盛り上がる(?)あれは普通養子縁組だと思われます。
この例え、昼ドラの見過ぎの感じがしますが、戸籍の記載が普通養子縁組だと「養女・養子」となりますが、特別養子縁組だと「長女・長男」と記載されます。
実親との関係が継続されるのは普通養子縁組ですが、解消されるのが特別養子縁組です。
詳しくはこちらの「特別養子縁組に関する情報」に掲載されます。
私のイメージでは、不妊治療を行ったけどできなくって、それだったら養子をもらおうか・・・という選択になる場合があるのかなって思っていました。
しかし、親になるには妊娠出産だけでは難しく、子供を育てる事で親になっていくと言われています。
子供は失敗をするもの。
その子供と一緒に失敗ができる親を選ぶように考えられているようです。
つまり、50代や60代の方だと人間としてある程度成熟してしまって失敗できない人よりも、不完全な親(これから成長できる親)が選ばれたりするようです。
なので養子縁組を考える際にもある程度は年齢が大切なようです。
45歳ぐらいになるとなかなか選ばれるのは難しいとの事。
40歳ぐらいで結婚して不妊治療を開始して、色々やったけど出産までは行かず、それだったら養子を・・・と考えようとしている人にはなかなか厳しい条件です。
30代後半だった場合、養子縁組までチラっとでも考えているなら「45歳まで治療してから行動しよう」などとは思わず、早めに調べておく必要があるという事だと思いました。
不完全な親が選ばれるとは意外・・・とは当店のスタッフ。
「完璧でないとアカンのかと思っていた・・・」 私もそう思いました。
でも、子育てとは親育てという言葉も同時に思い出しました。
そしてどのような制度でも、産まれてきた子供が幸せになるようには考えていかないといけないなぁと思います。